【第2回】7つの層とは何か――4つのレベルとは違う、もうひとつの見方

目次

4つのレベルと7つの層は同じものではない

Season1では、人がどこで縛られているのかを、4つのレベルという形で見てきました。

幼少期の体験から生まれた核となる思い込み。

家系や遺伝の中で受け継がれてきた流れ。

社会や時代の中にある集合意識。

そして、その人そのものに関わる魂レベルの領域。

この4つの見方は、とても大切でした。

なぜなら、人が「わかっているのに変われない」とき、何がその人に作用しているのかを見失わずにいられるからです。

自分の問題のように見えていたものが、実は家系の流れとつながっていた。

個人的な思い込みだと思っていたものが、時代や社会の空気の中で強められていた。

あるいは、言葉では説明しきれない深い違和感が、その人の存在そのものに関わる領域だった。

そうして見ていくと、人は決して表面だけでできている存在ではない、ということがわかってきます。

そしてSeason2では、そこにもうひとつ別の見方を加えていきます。

それが、シータヒーリングで語られる「7つの層」です。

ただ、ここで最初にはっきりさせておきたいことがあります。

それは、4つのレベルと7つの層は、同じものではないということです。

以前の私は、この二つをどこかで対応させて考えようとしていた気がします。

4つのレベルがあり、7つの層があり、ならばどこがどこに当たるのだろう、と。

でも、よく見ていくと、そういうことではありませんでした。

4つのレベルは何を見ているのか

4つのレベルは、

何がその人に影響しているのか

どこに縛りや反応の根があるのか

を見るための地図です。

何がその人に影響しているのかを見る地図

たとえば、ある人がいつも同じような人間関係で苦しんでいるとします。

そのとき私たちは、つい「性格の問題なのかな」「考え方を変えればいいのかな」と表面で見てしまいがちです。

けれど、Season1で見てきた4つのレベルの視点を持つと、そこには別の見え方が生まれます。

幼少期の体験から生まれた思い込みがあるのかもしれない。

家系の中で無意識に受け継いできたパターンがあるのかもしれない。

社会や時代の空気の中で、自分らしさを抑えることを学んできたのかもしれない。

あるいはもっと深いところで、その人の存在そのものに関わるテーマに触れているのかもしれない。

4つのレベルは、そうした

「何がその人の内側に作用しているのか」

を見つけるための地図です。

だからこれは、原因探しというより、

その人を縛っているものを丁寧に見つけていくための視点だと言えるでしょう。

7つの層とは何を見ているのか

一方で、7つの層は少し違います。

7つの層は、

人の意識や存在が、どのような広がりの中にあるのか

どのような場につながっているのか

を見るための地図です。

人はどんな場の中で生きているのかを見る地図

私たちは普段、目に見える現実を中心に世界を捉えています。

身体があって、感情があって、考えがあって、出来事が起きる。

もちろんそれはとても大切です。

けれど実際には、人はそれだけではありません。

感情や思考のさらに奥に、言葉にしにくい感覚があります。

空気のように感じるもの。

目には見えないけれど、確かに「ある」と感じるもの。

安心感や違和感、つながっている感覚や、切れている感覚。

何かに包まれているようなときもあれば、どこにもつながれないようなときもあります。

7つの層という見方は、そうした

人の存在の広がり

を見ていくための考え方です。

そしてその広がりは、単に概念として存在しているのではなく、私たちの体感にも現れています。

安心できるときと、どこか切れているように感じるとき。

言葉では説明しにくくても、呼吸の深さや身体の緊張、感覚の開き方には違いが出ます。

だから7つの層は、意識の話であると同時に、今ここで何を感じ、どう在るかにも関わっているのだと思います。

つまり4つのレベルが、

「何がその人を縛っているのか」

を見る地図だとしたら、

7つの層は、

「人はどんな広がりの中で世界と関わっているのか」

を見る地図です。

似ているようで、向いている方向が違うのです。

「上が高い・下が低い」ではないということ

ここで、とても大切なことがあります。

それは、7つの層を

上が高くて、下が低い

というふうに理解しないことです。

シータヒーリングを学ぶと、「上昇する」という表現が出てきます。

すると、多くの人は無意識に、上の層ほど高次で、下の層ほど未熟、というイメージを持ちやすくなります。

でも私は、そこに少し注意が必要だと感じています。

7つの層は、偉さの順番ではありません。

価値の上下でもありません。

どれが優れていて、どれが劣っているという話でもない。

そうではなく、

人がどのような意識の場を通して世界と関わっているのか

を見るためのものです。

一覧を覚えることよりも大切なのは、

その見方が何を示しているのかを感じることです。

7つの層は、単なる宇宙論の説明ではなく、

人の意識のつながり方や、受け取り方の質を見ていくための視点でもあります。

意識のつながり方で体験の質は変わる

たとえば、同じ願いを持っていても、どこからその願いを見ているかで質は変わります。

同じ癒しを求めていても、どの場とつながろうとしているかで体験の深さは変わります。

同じ言葉を聞いても、どの意識状態で受け取っているかで、その意味はまったく違ってきます。

つまり7つの層は、

ただ知識として「こういうものがある」と覚えるためではなく、

今、自分や相手がどのような質の場にいるのか

を感じるための手がかりでもあるのです。

創造主につながるとはどういうことか

ここで、私がとても大事だと思っていることがあります。

それは、シータヒーリングでいう「創造主につながる」ということを、単に“上に行くこと”として捉えすぎないことです。

多くの人は、「上につながる」という言葉を聞くと、どこか遠い高次元へ意識を飛ばしていくようなイメージを持ちます。

でも、本質はそこだけではないと感じています。

本当に大切なのは、

創造主につながることで、安心安全な場が生まれること

ではないでしょうか。

その安心安全は、頭で「大丈夫」と思い込むこととは少し違います。

深いところで防御がゆるみ、身体や感覚が少しずつ開いていくような状態になってはじめて、人は本当に受け取れるようになることがあります。

だからこそ、つながるということは、意識だけの上昇ではなく、その人全体が安心の中に戻っていくことでもあるのだと思います。

その場があるからこそ、変化が起きる。

その場があるからこそ、防御がゆるみ、本来の流れが戻ってくる。

その場があるからこそ、無理に変わろうとしなくても、必要なことが自然に起き始める。


安心安全な場があるからこそ、変化は根づいていく

私はそこに、7つの層を学ぶ意味があると思っています。

どこが偉いかを知るための知識ではなく、

どのような場につながると、人は本来の自分に戻りやすくなるのか

を感じるための手がかりとして、7つの層を見る。

そうすると、この考え方は急に生きたものになります。

ただ暗記するための項目ではなくなる。

セッションの中で、今どんな質の場が生まれているのか。

クライアントさんは、どんな感覚の中にいるのか。

自分自身は今、どこから相手に関わっているのか。

そうしたことを繊細に感じるための視点になっていきます。

そこでは、言葉だけを聞いていれば十分というわけではありません。

表情や沈黙、呼吸の変化、身体のこわばりやゆるみといったものも、その場の質を教えてくれます。

意識の層を学ぶことは、こうした細やかな変化を受け取る感覚を育てることにもつながっていくのだと思います。

Season2で7つの層を見ていく意味

そしてこれは、4つのレベルの見方とも対立しません。

4つのレベルは、何がその人に作用しているかを見る。

7つの層は、その人がどんな場の中で生き、どこにつながっているかを見る。

見ている方向は違う。

でも、見ている相手は同じです。

実際のセッションでは、その両方が必要になることがあります。

あるときは、これは幼少期の体験からできた核の思い込みだ、とわかる。

またあるときは、これは家系や集合意識の流れを見た方が自然だ、と感じる。

そして同時に、その人が今どのような意識の場にいるのか、どんな質のつながりの中にいるのかを見る必要も出てきます。

だから私は、

4つのレベルを理解した人が、次に7つの層を学ぶことには意味があると思っています。

それは前回の繰り返しではありません。

同じ人間の深さを、別の窓から見始めるということです。

Season1で見てきたのは、

人はどこで縛られているのか

でした。

そしてSeason2で見ていくのは、

人はどんな広がりの中で生きているのか

です。

この二つがそろってくると、シータヒーリングで語られるさまざまな言葉も、少しずつ別の見え方をしてきます。

7つの層、3R、ウェイワード、マニフェスト、魂の統合。

それらはバラバラの技法ではなく、

人という存在を立体的に見ていくための、いくつもの入口だったのだとわかってきます。

次回は、この7つの層そのものについて、もう少し丁寧に見ていきます。

ただし、それも一覧表のように説明するためではありません。

なぜ人は7つの層という見方を必要としてきたのか。

その見方を持つことで、何が変わるのか。

そこから、やわらかく入っていこうと思います。


シータヒーリングの学びは、知識を増やすことではなく、自分や人をより立体的に理解していくことでもあります。
UPA-LAでは、意識・身体・神経を含めた統合的な視点から、その人本来の流れに戻っていくサポートを行っています。

▶︎ Season2第1回 項目は「技法」ではなかった
▶︎ Season1 第3回 人はどこで縛られているのか ― 4つのレベルの全体像
▶︎ Season1第10回 魂レベルとは何か
▶︎ シータヒーリング案内ページ

Season2第2回では、シータヒーリングの「7つの層」に入っていきます。
ただし今回は、一覧を覚えるためではなく、Season1で扱った4つのレベルとの違いを整理しながら、7つの層が「人はどんな意識の広がりの中で生きているのか」を見るための視点であることを、やさしく見つめていきます。


この記事が気に入ったら
いいねしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

頭痛専門 ふうが整体院 頭痛セラピスト
Holistic life Labo UPA-LA セラピスト ヒーラー

目次