前回は、②家系という横の流れと、
③歴史や魂の記憶という縦の流れについて触れました。
私たちは、家族の中で受け継いできたものだけでなく、
時代や歴史の中で形づくられた意識の層にも影響を受けています。
今回は、その③の層について、
もう一歩だけ深く見ていきたいと思います。
テーマは、
「なぜそれに気づけないのか」です。
それは“空気”のようなもの
集合意識は、とても気づきにくい層です。
なぜなら、それは
特別な出来事として現れるというより、
「当たり前」として存在しているからです。
たとえば、
・我慢するのが大人
・女性はこうあるべき
・努力しなければ価値がない
・迷惑をかけてはいけない
こうした考えが、
いつのまにか“常識”として内側に入っていることがあります。
でも、それは本当に
あなた自身が選んだ価値観でしょうか。
多くの場合、それは
時代や社会の中で共有されてきた前提です。
空気のように、
そこにあることが自然すぎて、
吸っていることに気づかない。
それが③の層の特徴です。
顕在意識5%、潜在意識95%
第4回でお伝えしたように、
私たちの顕在意識はわずか5%。
残りの95%は、
無意識の領域にあります。
集合意識は、この95%側に入り込んでいます。
だから私たちは、
「私はこういう性格だから」
「昔からこうなんです」
と、自分の思考だと思ってしまいます。
けれど、その“私らしさ”の中に、
時代の影響や、魂の歴史が混ざっている可能性があります。
それは悪いことではありません。
ただ、気づいていないだけなのです。
自分を責めなくていい理由
「どうして私はこうなんだろう」
そう思ったとき、
私たちは無意識に自分を責めています。
でも、その思考や反応が
家系や歴史の流れの中で形づくられたものだとしたら。
それは、あなた個人の弱さではありません。
私たちは、
「私」という単体で存在しているのではなく、
重なり合う層の中で生きています。
気づくことは、
自分を否定することではなく、
自分を広く理解することです。
気づくことが、自由の入口
集合意識は、
努力や根性では外れません。
なぜなら、それは
自分の意志だけで作られたものではないからです。
けれど、
気づいた瞬間から、
選び直すことができるようになります。
「これは本当に、私の思い込みだろうか」
そう問いかけられたとき、
ほんの少し、呼吸が楽になります。
その小さな余白が、
自由の入口です。
今回のアファメーション
すべてを自分の責任にしなくていい。
気づくことで自由になれる。
本来の私を思い出していく。
次回はいよいよ、
④魂レベルに触れていきます。
それは「変わる」というよりも、
「戻る」という感覚に近いもの。
私たちの一番深いところにある、
“その人そのもの”について見ていきます。
静かに、でも確実に。
一歩ずつ進んでいきましょう。
