【第1回】「どこに行っても治らない頭痛」に、やさしく寄り添う新しいアプローチ〜頚椎×硬膜リセットセラピーの出会いと第一歩〜

その頭痛、“首の奥”が原因かもしれません。

  • 病院で検査しても「異常なし」と言われた
  • 頭痛薬を飲んでも良くならない
  • 首や肩がいつも張っていて、目も重い
  • 体だけでなく、心まで疲れてしまっている

こうした悩みを抱え、日常がつらくなってしまう方が私のもとに多く訪れます。
長く続く頭痛は外から見えにくく、しばしば「気のせい」「ストレスのせい」と片づけられてしまいます。
でも、本当につらいのは“わかってもらえない苦しさ”ではないでしょうか。

目次

そっと首を支えただけで、涙が出る理由

「頚椎×硬膜リセット」セラピーは、揉んだり押したり、バキッと矯正する施術ではありません。
静かに首の骨(特に頚椎2番=C2)に手を添えて“支える”という、とてもやさしい手技です。

「何をされているのかわからないくらい静かなのに、安心して涙が出た」
「首がふわっと軽くなり、頭の圧迫感が消えた」
「体が“やっと休める”と感じた」

頭痛のカギは「頚椎2番(C2)」と「硬膜」

慢性的な頭痛の背景には、首の奥のこわばりや神経の圧迫が長く続いていることがあります。中でも注目すべきなのが、頚椎2番(C2)と、それを包む硬膜です。

C2の周囲には次のような重要機能が集中しています:

  • 後頭部や側頭部の痛みに関わる大後頭神経
  • 脳への血流を担う椎骨動脈
  • 脳脊髄液(CSF)の通り道
  • 自律神経の切り替えポイント
  • 頭と体をつなぐ筋膜ラインの接点

わずかな歪みや緊張でも循環や神経機能に影響し、原因不明の頭痛や不定愁訴を引き起こすことがあります。

揉まず・押さず・「支える」からこそ起こる変化

強く揉んだり押したりすると筋肉は防御的に固くなる性質があります。深部組織や神経系に働きかけるには、やさしく触れ、体の感覚と響き合うアプローチが効果的です。

  • C2を支えて微細な緊張を解放
  • 硬膜の張りをゆるめる
  • 脳脊髄液(CSF)のリズムを整える
  • 副交感神経優位へと導く

世界の手技療法とやさしく響き合うアプローチ

この施術は私の臨床から生まれたオリジナルですが、次の療法の哲学とやさしく響き合っています

  • クレニオセイクラルセラピー(CST):硬膜とCSFのリズムに着目
  • オステオパシー:静寂(Stillness)と自然治癒力の発動
  • 神経筋筋膜系の視点:筋膜ラインと神経支配のバランス

本質は「回復力を信じて、寄り添う」こと

目的は単に痛みを消すことではありません。頭痛が現れている背景に耳を傾け、本来の回復力をそっと引き出すこと。体は誰もが整おうとする力を持っています。
「頚椎×硬膜リセット」は、そのきっかけを静かに提供するアプローチです。

次回予告

次回は、「頚椎×硬膜リセット」が頭痛にどう作用するのかを、解剖学・神経生理学の視点からお伝えします。
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ご案内

頑張る日々の中で、知らず知らず首や頭に力が入っていませんか?
「頚椎×硬膜リセット」は、ただ静かに、やさしく体に寄り添う施術です。ご自身のペースで変わっていく体を、一緒に見守っていきましょう。

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この記事を書いた人

頭痛専門 ふうが整体院 頭痛セラピスト
Holistic life Labo UPA-LA セラピスト ヒーラー

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