ここまで全50回にわたり、「頚椎×硬膜リセット」セラピーを中心に、頭痛に悩む方々の体験談や解剖学的な背景、そして臨床現場での気づきをお伝えしてきました。
最初は「どこに行っても治らなかった」という方が、ふっと頭痛から解放された瞬間。長年の不安が和らぎ、日常生活の中で自然に笑顔が戻っていったエピソード。振り返ってみると、それぞれのストーリーは異なる背景を持ちながらも、共通する「改善の鍵」が存在していました。
頭痛改善に共通する「4つの鍵」
- 安心感が回復を支える
施術を受ける中で「大丈夫なんだ」と心から思える瞬間。その安心感が、神経系を落ち着かせ、回復の土台になります。 - 身体の構造が整う
頚椎C2と硬膜をやさしくリセットすることで、神経・膜・血流が調和し、自然治癒力が働きやすい環境が生まれます。 - 習慣化が安定をもたらす
一度楽になるだけでなく、生活習慣の見直しやセルフケアの積み重ねが「整い続ける」状態をつくります。 - 感情や心への気づき
頭痛の奥に、抑えてきた感情やストレスが隠れていることも少なくありません。身体を通じて心に気づくことが、真の変化を支えます。
セラピストとしての実感
現場で強く感じるのは、「頭痛がなくなること」だけでなく「頭痛への不安がなくなること」の大切さです。将来への不安が薄れるほど、人は自然に自分の力を取り戻し、身体も心も前に進み出します。
未来へ――クレニオセイクラルセラピーとの統合
「頚椎×硬膜リセット」で培ってきた経験を、さらに広げていきます。次のシリーズでは、UPA-LA や 頭痛専門 ふうが整体院で行っているクレニオセイクラルセラピーを取り上げます。
クレニオは頭蓋や脊椎、硬膜をやさしく調整するセラピーで、SER(ソマトエモーショナルリリース)や、神経と深く関わるグリア細胞への視点など、より深い心身の解放へつながる要素を含みます。
また、私自身がSERセッションを受けて体験した「心と身体がほどけていく瞬間」についても、お伝えしていく予定です。
まとめ――頭痛ケアの未来図
「頚椎×硬膜リセット」は、頭痛を改善するための方法であると同時に、「人が本来持つ回復力と安心感を取り戻すプロセス」そのものです。
そのプロセスは、クレニオセイクラルセラピーや心のケアともつながり、これからさらに広がっていきます。
頭痛に悩む方が「症状がないのが当たり前」の日常を取り戻し、安心して未来を描けるように――。その一歩を、これからも共に歩んでいきたいと思います。
次回からの新シリーズでは、クレニオセイクラルセラピーを通じた“身体の静けさと心の解放”について掘り下げていきます。どうぞお楽しみに。
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