「つい、自分のことは後回しにしてしまう…」
頭痛に悩む人を支える側――施術家、医療従事者、そしてご家族。
日々、目の前の人を想い、力を尽くすあまり、自分の疲れや緊張に気づけないまま過ごしていませんか?
私自身、セラピストとして「もっと良くしたい」という想いが強く、無理をしていた時期がありました。
でもある日、気づいたのです。
「自分の状態は、そのままセッションに映るんだな」と。
目次
支える人が陥りやすい3つのパターン
- 共鳴しすぎて、引きずられてしまう
相手の痛みや不安に寄り添うつもりが、自分まで重くなってしまう。 - 自己犠牲のループに入る
「自分のケアは後でいい」「私が頑張れば…」と考えてしまう。 - 結果に縛られてしまう
良くなってほしい想いが強すぎて、焦りや力みが出てしまう。
セルフケアのために意識したいこと
- セッションや看病のあと、「自分を抜く」時間をつくる
- 境界線をあいまいにしない――共鳴と同一化は違う
- 月1〜2回は、自分も受け手になって整えてもらう
- “ただ何もしない”時間を意識的に取る
- 結果よりも、寄り添った“プロセス”を信じる
安心感は、あなたが整っているときに自然と伝わる
無理をして「よくしよう」「変えよう」と思うと、どこかで力が入ります。
でも、あなた自身が安心して整っていれば、その雰囲気は相手に自然と伝わります。
セラピーも介護も、“がんばる”のではなく“あり方”が伝わるもの。
だからこそ、まず自分がリラックスしていることが、一番のギフトになるのです。
まとめ:支える人こそ、まず自分を整える
支えるということは、エネルギーの交流です。
自分のケアなしには、長く続けることはできません。
「整っていない」と気づいたら、また整えればいい。
その優しさを自分に向けることが、相手にも安心を届ける一歩になります。
▶ 次回予告
【第14回】よくあるご質問 一問一答〜受ける前に知っておきたいこと〜
施術を検討される方からよくいただくご質問と、その答えをまとめてお届けします。
【ご案内】
「つい頑張りすぎてしまう…」
「疲れていることにすら気づけなかった…」
――そんな“支えるあなた”のために、当院ではやわらかく安心できる時間をご用意しています。
一度、自分のためのメンテナンス時間をつくってみませんか?