【第9回】「治る」とはどういうことか?〜頭痛改善の“本当のゴール”を考える〜

「治る」とは?頭痛改善の本当のゴールとC2アプローチの意味を考えます。

目次

頭痛が消えても不安が残る…それは“治った”と言えるのか?

「最近は頭痛が減ってきました。でも、また再発するんじゃないかと思うと怖くて…」
セッションを継続してくださっている患者さまから、こういった声をいただくことがあります。

症状が軽減しても、不安が残っていたり、また元に戻ってしまうのではという恐れがある。
この感覚は、単に頭痛が消えただけでは「本当の意味で治った」とは言いきれない、ということを教えてくれます。

では、“治る”とはいったい何なのでしょうか?

東洋医学の視点:「未病を治す」という考え方

東洋医学には「未病(みびょう)」という概念があります。
病気としては現れていないけれど、体や心のバランスが崩れている状態です。

この未病の段階で整えていくことが、真の意味での「治療」であり、「予防」であり、「調和」なのです。

つまり、症状の有無だけでなく、「今、自分がどう在れているか?」が何よりも大切。
そして、その気づきを促すのが、“やさしい支え”である「頚椎×硬膜リセット」セラピーの役割のひとつなのです。

C2支え圧は“変容の扉”

「C2を支えるだけで、なぜこんなに楽になるのか?」
この施術を受けた多くの方が驚かれます。

でもこれは、単なる物理的な矯正筋肉をゆるめるという話だけではありません。
C2という部位は、神経・膜・脳脊髄液など、体の中心に関わる構造が密集しており、ほんの少しのタッチでも全体の緊張を解放し、自律神経のスイッチを切り替えていく力があります。

さらに、“支える”という行為そのものが、患者さまの潜在的な安心感回復力を呼び覚まします。
それは、単なるテクニックではなく、「在り方」としてのケアなのです。

頭痛が伝えてくれる“生き方のズレ”

慢性頭痛に悩む方の多くが、実はとても真面目で、頑張り屋さんです。
知らず知らずのうちに、自分にプレッシャーをかけ、感情を抑え、無理をしている——。

その結果として、交感神経が高ぶり、呼吸が浅くなり、頭蓋の緊張が続くことで、頭痛が現れていることも少なくありません。

つまり、頭痛は「もっとやさしく生きてほしい」という体からのメッセージとも言えるのです。

だからこそ、「痛みが消える」ことだけがゴールではなく、
「どう自分と向き合い、生き方を整えていくか」が、本当の意味での“治る”に繋がっていきます。

まとめ:「治る」とは、より調和した自分に戻ること

「頚椎×硬膜リセット」セラピーは、あくまでその人の回復力を呼び覚ますきっかけです。
施術者が何かを“治す”のではなく、本人が「自分の中にある力」に気づいていくプロセスをサポートするものです。

“治る”とは、症状がゼロになることではありません。
むしろ「体が安心し、心が自由になり、人生の流れが整っていくこと」そのもの。

それは、「本来の自分を取り戻していく旅」なのかもしれません。

▶ 次回予告

【第10回】実際のセッションでは何が起きているのか?
次回は、「頚椎×硬膜リセット」セラピーを通して、どのような変化が起こっていったのか?
実際の患者さまの記録から、ご紹介していきます。

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この記事を書いた人

頭痛専門 ふうが整体院 頭痛セラピスト
Holistic life Labo UPA-LA セラピスト ヒーラー

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