【第8回】セルフケアと意識の持ち方:C2アプローチを日常に活かす方法

セッションで「頭が軽くなった」「よく眠れるようになった」──そんな変化を感じても、その感覚がずっと続くとは限りません。
今回は、頚椎2番(C2)への負担を減らし、変化を維持するためのセルフケアと意識の持ち方をご紹介します。

目次

C2を安定させるための3つの習慣

  1. 後頭部を背骨の真上に置く意識
    スマホやPCの長時間使用で頭が前に出る「ストレートネック」が増えています。後頭部を軽く後ろに引くだけでC2周辺の緊張が和らぎます。
  2. 口元をゆるめ、鼻呼吸に
    食いしばりや歯ぎしりは首に力を入れる原因。舌先を上顎に軽く触れさせ、鼻から優しく呼吸することで自律神経が落ち着きます。
  3. “安心している”時間をつくる
    アロマや音楽などで「今ここで安心している」感覚を意識的に持つと、交感神経が鎮まりC2周囲も緩みます。

やさしく整えるセルフケア

  • 両手を後頭部の下部に添えて、優しく支える(1〜2分)
  • 仰向けで深呼吸し「首の奥に空間が広がる」イメージを持つ
  • “何もしない”時間をつくり、脳と神経を休ませる

毎日数分でも「自分にやさしく触れる」ことで、内側からの変化が加速します。

意識の持ち方が体を変える

「早く治したい」と焦るほど身体は緊張します。
支え圧の本質は「ゆだねる」こと。今の状態にOKを出し、委ねる意識が神経系を安心させ、回復力を引き出します。

症状と闘うのではなく、寄り添う。その意識の転換が変化のカギになります。

まとめ:自分自身が“最良の治療家”になる

頚椎×硬膜リセットは回復のきっかけであり導線です。
日々の選択や習慣の積み重ねこそが、本当の変化を育みます。
身体の声に耳を傾け、やさしく手を添える──その積み重ねが、あなた自身を最良の治療家にします。

次回予告

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この記事を書いた人

頭痛専門 ふうが整体院 頭痛セラピスト
Holistic life Labo UPA-LA セラピスト ヒーラー

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